和真クリニック院長（現、和真認知楽習塾 塾長）　福井和彦 様 より

このＤＶＤを視聴して、先ずは、「うわ〜、へ〜、そんな！」から始まり
「人間って凄い、奥が深い、単純、面白い、素晴らしい」
と言うのがまず最初の感想である。

私も医学生時代そして医者になり、
「認知」という言葉は聞いて知っているつもりでいた。
特に１９９４年９月４日に和真クリニックを開業してから、
人間に悩み、人間が嫌になり、社会が嫌になりながらも、それでも人間に興味をもった。

開業して悩みながらもホリスティック医学という概念というか
人間というものに改めて興味を持ち、人間そのものの能力に強く興味が引かれ、
決して皮膚も皮膚だけで治るのでは無い事。身体だけで皮膚が治るのでも無い事。

さらには心のありようも大事であることは
実地臨床において身をもって実感させられていた。
そして、心身一如という一元論風の言葉に引かれ、自分なりに
「身を介した認知行動変容リハビリ療法（からだ（身・心）全体の調和のとれたリハビリ）」
として認知と行動ということに興味を持って、
心身医学会関東地方会などでその発表もして来た。

しかし、しかし、しかしながら、
たくみの会と出会いその人間に対する眼差し、捉え方、認知の仕方に戸惑い、抵抗し、
それでもその魅力に惹かれて学び続けて来た。
そして、そして、この「認知の心理学〜自分とのコミュニケーション〜」を視聴することとなった。

それまでも、医学部時代そして医者になってからも、
人体、人間に関してそれなりに学び、
人生に関しても学ばざるを得ない体験はして来ていたが、
その自分の人間の基本的な認識、「認知」ということに対しての
認知の余りの甘さに、荒さに、驚くとともに、ガッカリし、へこたれ、
もう嫌という程のショックを受けた時期もあった。

それでも、継続は力なりで、たくみの会で学ぶ中で、
「身体」から次第に「認知」という観点からの人間の活動を捉える話しになり、
そして、満を持してのこのＤＶＤである。

いやー、ビックリやら、うれしいやら、すっきり！
これまでは、言葉を知ったつもりになり、
それでなんらかの文章を書ければ、それで点数はもらえ、
理解したこととして認められ、自分でも分かったつもりになっていた。
いわゆる情報収集と蓄積が学力の高さ、専門性と思い込まされてきた。

しかし、じゃ、人間に対してその程度の理解で役に立つのか、
自分自身を自分で育み、変容出来るのか。
特に、職業として医療という現場で役立つかというと不足も不足。
しかし、夢中になってやっていてはその不足していることさえ認知出来ず、
知らずに居た。足らずを知らない状態、不知不足であった。

それが認知行動メカニズムという、
感覚、知覚、認知、行動、記憶という聞き慣れた５つの言葉で図示出来る
人間の基本的なシステムとその図から変幻自在、
認知症の中核症状から周辺症状（心理行動症状、ＢＰＳＤ）の理解、
そして家族の心理、行動の理解、
さらには武術における身体の動きのダサさの原因まで
一挙にこれまで分からなかったこと、出来なかったことが明快になってしまう。
それも決して小手先、口先、頭だけの理解では無い。
机上の空論でも、知育だけでも無い。体育であり、それで初めて結果として徳育ともなる。

単純だが、非常に奥が深すぎる認知行動メカニズム、
人間システムが面白、可笑しく紹介されている。
腹を抱えるおかしさでは無い、知り合いが自分でやって、
自分で驚いている様が愛らしくも面白い、うれしい。
微笑ましく思わず笑ってしまう。そんなシーンもある。

自分が思っている自分の人間の能力以上の能力に触れ驚き、言葉を失っている。
が、投げられれば、投げられるだけ活力が増し、
元気はつらつになり何度も投げられに行き、
そのたび感動と共に起き上がってくる場面もある。
投げる方の感動どころでは無い。投げられた方がそれまで味わったことのない
人間のありように、活力に、驚き、感動している。
見ているだけで涙が出そうになる。
とにかく、人間って凄い。単純、奥が深い、面白い、素敵と思えてしまう。

人間の捉え方としては医学の分野でも、認知行動心理学という捉え方もあるが、
その「認知心理学」では無い。「認知の心理学」である。
その「の」にどれだけの広がりと奥深さがあるか？！
心理学という範疇を超えた人間学である。

人間に関して、何らかの興味のある方にとっては、視聴してみたら
これまでのその認識がひっくり返り、
ビックリ仰天する内容であることは、間違いない。
人間って凄い、自分って凄い、これから未来はどんだけ！楽しみと思わざるを得ない。
私が医師免許を取得して、早３８年ながらも、それは間違いない。
章立ては次の５つ。

１．認知とは何か？
２．感覚メカニズムは正しい認知シフトにより正しい運動を生み出す
３．現在・目的・目標の３つの認知が未来を拓く
４．知覚２ライン
５．自分自身とのコミュニケーション

のっけから凄いよ。凄いよ。そうなんだ。な〜んだ！
マジックを見ていると凄いと思うが、でもその種を知ればへーそうだったんだ。
へ〜意外とシンプルなんだとビックリする感じ。
そのビックリする度合は人により、人間に関して関心の度合の強さ、
あるいは自分自身に関しての悩みの深さにより、
衝撃度合は異なるとは思いますが。とにかく、シンプルながら凄い！
いや、間違い！シンプルだから凄い！

人間システム、人間の思考を含む行動原理をシンプルに認知する。
それが「認知の心理学」であり、
視聴という感覚から見たその人の知覚を通して、
その人の行動に変容を起こすＤＶＤがこの「認知の心理学」。

最後に自分を変えたくない人、人間理解を深めたくない人は視聴しない方が良い。
見たら、ビックリ、すっきりするだろうし、自分自身を含め周囲の人への認知も変わり、
自分の能力にも自信がもて、期待に満ちあふれてくるでしょうから。
変わってしまうでしょうから？！

以上、９４年に開業以来、ホリスティック医学からはじまり、
心身一如という観点から種々の武術に興味をもち、
たくみの会で学びそして、このＤＶＤを視聴しての感想です。

広島の男性 より

このDVDを見る前と見た後で感じた違い、それは頭の軽さ、爽快さでした
頭と体の分離感、脳の浮遊感…
思考が自由気ままにのびのびかけめぐるような感覚でした

そういった感覚の中でふり返ると、
日常、意識することはありませんが、
日常がいかに窮屈で、しばられまくっているのかとあらためて感じます

その窮屈さ、息苦しさは過去や現在へのこだわり、思考の不自由さにある、
そんなことを明晰に認識させてくれるDVDでした

また、その明確な認知を持てることが未来を生み出す
問題を難しくしているのは自分自身であり、
その問題にとらわれなければできることは無限にある
現状はいかにあろうとも、
目的が明確なら現状はいかようにでも(自分で)変えられる
そんな希望を与えてくれました

内容はいたってシンプルです
動きを学んで自身の動きを変えようという趣旨ではないため、
映像にじっくり見入る必要もないですが、
どんどん伝わり、しみ入ってくる、変化が実感できる
見ることで思考が上書きされていってるような感覚です

そして、動きではなく、思考に焦点が当たっているため、ひじょうに実践的で、
思考の生産性向上がはかれる感覚です
そしてその結果として、行動や技術・技能のレベルアップもおのずと進む

生産性向上で求められるのは、新たな仕組みでも、制度でも、取り組みでもなく、
答えはすべて自身の内にある
そんな確かな実感を感じさせてもらえるDVDでした

ありがとうございました

京都の男性 より

衝撃的でした。
自分の感じていることが言葉にならないかもしれませんが
大きく変化した事をお伝えしたいと思います。

仕事面で言いますと、出来る事にバラツキが少なくなりました。
ボディーワークの仕事をしていますが
運良くできたという感じがなくなりました。
出来るときも認知、出来ないときも認知。

認知の心理学を視聴して実践するまで、正直言いますと
バラツキがあるとも思っていませんでした。
プロとしてある程度の水準で仕事できていると確信していたので
出来ない事があったとしても外部環境や相手との相性などの
極端に言うと運や偶然だと考えていました。

今までの認識が大きくズレていた事を認知して
見えてる世界が大きく広がりました。

それは運動の指導現場でも顕著に現れました。
今までも、たくみの会のtafメソッドなどでアスリートの指導をさせて頂いていましたが
認知の心理学を学んでから見え方が違います。
これまでは指導に効果があったか確かめるため
相手の運動に一喜一憂していましたが、
今はその人を確かめる感じです。
彼等が何を認知しているかに興味があります。
今までの自分と比べ物にならないくらい指導の再現性が高まりました。

今まで身につけた過去の認知スタイルに戻ろうとしますが
DVDを見直すとふさわしい認知が復活します。

衝撃を受けた一番は、誰もわからない僕の中の感じです。
自分らしい考え方や行動と思っているものを
好きじゃなくても自分だからという納得がありました。

自分と一体化しているので変化させたいとも思っていなかったんですが、
DVDを見ていて、これは認知ではないかと気がつきました。
そこから、実験的に認知を変化させていくと行動や思考に変化が出ています。
ちょっと生きながら生まれ変わったような感覚です。

生きている全てが認知であると確信させてもらったDVDでした。
この考え方が日本の教育のスタンダードになれば、
どれだけ良いだろうと思いました。

白神先生、ありがとうございました。

滋賀の男性 より

まず一言で言えばこのDVDでたいへん救われました。
ありがとうございました。

現時点で自分に必要なものはこれだということが実感できました。
DVDを見ただけで自己統一感の回復というのでしょうか、
迷いが晴れてすっきりしたということです。

私のように現状ではパニックに陥りグチャグチャになっている人間にとって、
一番に大切なことは認知を正常化させることなのだ、
ここに基点があるのだと気づかせてくれるDVDです。

◆サブタイトルは「自分とのコミュニケーション」です。
　 これが何かを教えてくれる「認知の真理学」とも、「実践的哲学書」とも言えます。

◆今までのDVDの中で一番素直に深く自然に染み通っていく
　 「受け入れる」とはこういうことかという感覚が実感できるDVDです。
　 静かに本を読んでいる時の感じとよく似ています。

◆だいぶ以前ことですが、先生のホームページを最初に拝見したとき
　 「プロセスアプローチ」と「目的指向」そして「PDCA」の関係が示されたシンプルな図が
　 とても衝撃でしたが、これが認知の心理学を通じて人間の活動に適用されると
　 こうなるというイメージが湧いてきて、
　 現在認知・目的認知・目標認知がそれに当たるのだと、
　 時を経て今示していただいたように感じております。

◆認知の心理学でいよいよ、たくみの会の本質が明かされて、
　 リアルタイムトレーニングが可能になり、
　 各人自らがレベルの高い状態を再現できるという可能性を得られることは、
　 待ちに待った時が来たのだととても喜ばしい、まさに奇跡なのです。

◆認知の心理学は時間軸にも作用して、パートナーである他の人々と
　 「自分のコミュニケーション同士」のコミュニケーションが確立されると、
　 健やかなコミュニケーションとしてお互いの可能性を拓くという、
　 高度な覚醒を呼び起こすというやはり超実践哲学と言えます。

一般に心理学というと累積性のない理論だけが先行し、
世の流行（はやり）に流される学問のような印象しかありませんが、
先生が早期から心を対象にしない行動心理学を採用されてこられてきたことは、
決して偶然ではないのだろうと思います。
コミュニケーションの本質や始まったときには終わっているとか、
思考は未来にしか向かえないとか、先生が仰っていたことが少しわかったような気がします。

アインシュタインは、
常識とは、１８歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいうと言ったそうですが、
認知といえば認知症とかそれ自体も誤った使い方なのでしょうが、
今の世の中に迎合したような「認知」に対して、
今までの常識にはなかった正しい認知の認知を教えてくれるDVDです。

また、正しい認知から正しい運動が生じると、
結果を気にしすぎて失敗し自信なさそうな時との差が外見でもはっきりわかって
人間って本当に面白い存在だと思います。
瞬間的に認知シフトができると思わず笑みがこぼれてしまいますね。

節目節目に挿入されている先生の言葉は
認知の定義とメカニズムを基にしてよくわかる言葉で
正しい認知の大切さを伝えてもらっていますし、
認知が不明瞭なまま何かをやろうとしても失敗だけしか捉えないで
自己否定を繰り返すだけとか、普段認知を振り返ることがないとか
間違った習慣を見直すにはとっておきのインストラクションが満載です。

それに加えて必要な認知がすぐにできないことは
日常においても練習と同じことが起きていること、
瞬間的に認知シフトができれば日常の質が変わり結果も変わるということも
丁寧に解説いただいているので、
身につまされながらも自分事として認めることが大切だということがよくわかります。

このように見てくると、人はおざなりのカウンセリングを受けるよりも、
感覚→知覚→認知→行動のプロセスと原理をきっちりと教わる方が
本当のカタルシスが得られ、
さらに未来の可能性を自分で開拓できることを知ることができ、
認知の心理学こそが本当の心理学ではないのかと思いました。

他の多くの人にもこのDVDを見てもらい2ラインの健やかなコミュニケーションによって
お互いの未来とお互いの可能性を拓いていけるように世の中に働きかけできる仲間が
増えることを望んで止みません。

白神先生、素晴らしいDVDを制作していただき本当にありがとうございました。