上司にお聞きしました。
部下に期待することは・・・「目標を持って仕事をして欲しい」
ところが、
部下にお聞きしました。
上司に期待することは・・・「目標を示して欲しい」
みごとなすれ違いですね。片想い同士とも言えますね。
そこで提案です。
「目標」を指示したり、指示されたりではなく、「共有」しましょう。
会社の目標は私の目標。私の目標は会社の目標。私が会社で会社は私。
そんな社員が会社に多くいたらいいですね。
もちろんこれが「自主性と動機付け」に基づき
自然な形でそうならなければ意味がないのは当然ですが。
これこそが、「目標によるマネジメント」です。
ちなみに、本ページでの「目標によるマネジメント」では、
「目標の立て方プロセス」にかなりのウエイトがあります。
その後に大切なのは「目標の運用プロセス」です。
それには行動マネジメントが最適です。どうぞご覧になってください。
経営者と従業員が「共通目標」である「会社(法人)の成長」を共有し、
ともにその「付加価値の増大」に努力する。
社長も従業員も一緒に「付加価値」をアップしよう。
こうすれば社長の目標も社員の目標も同じになりますよね。
(注)ここでは税金の対象部分と税金支払いについては省略しているイメージ図です。
さて、
共通目標(目標によるマネジメント)にするためのご提案として、
「目標策定プロセスの導入」をご紹介します。
マネジメントは英語ではManagementとなりますが、
これはManageの名詞形です。
Managementを日本語では、
「経営」または「管理」または「マネジメント」のいずれかで訳すでしょう。
時と場合に応じて訳し直すと意味がはっきりと伝わってきませんよね。
「それは日本語と英語のボキャブラの違いだよ」と言ってしまっては
そこで話が終わってしまいます。
そこで考えました・・・。
Manageする人がManagerとすれば、いろいろな職種で違いがあるのか?
Manager | = マネージャー(企業) | ・・・ 管理? |
= マネージャー(芸能) | ・・・ スケジュール管理? | |
= マネージャー(部活) | ・・・ お金の管理・雑用? |
マネジメント = | その人(達)が本来の仕事に思いっきり専念できるような環境づくりを行うこと。 |
= | その魅力を最大限に引き出すこと。 |
という訳で、
相手(又は組織)をマネジメントする場合には、
その魅力を最大限に引き出しつつ、
成長の度合い(魅力の掘り起こし率、自立度合い)に合わせて、
マネジメントの内容を変えていく必要があります。
これを状況的マネジメントと呼んでおります。
別名、マネジメントの進化ですね。
マネジメントの対象の人(組織)から見れば、
最初は教えを守る「守」で、
徐々に自分流を出していく「破」で、
ついには師匠から離れていく「離」という過程を通るということです。
マネジメントする人は
相手の状況に合わせてマネジメントの形態を変えつつ、
相手の魅力を最大限に引き出すことが肝要です。
そのためにも、「相手の潜む能力を無条件に信じる」ことが必要と思います。
PS.ぜひ、「目標によるマネジメント」を導入されんことを・・・