タフィング研究を本格的に始めています。 2021.04.29記
タフィングとは日常、仕事、スポーツ、武術のすべてのコミュニケーションにおける
自らが感じる基礎体感のことです。基礎体感とは自然体としての体感です。
タフィングとは自然体の一側面ですが、象徴的な側面です。
自然な体感のありようをタフ(taf)と呼び、それが続くことが進行形(ing)でタフィング。
命名と概念の由来はこの後の記述を参考にしてください。
ここだけの話。本来の命名由来とは別に響きとして「タフであり続ける」と感じて
いただいても趣旨は同じです。いかなる外的影響にも穏やかであり続けるのが
自然体ですので。
さて、本題です。
タフィングとは自然体のありように戻り本来の体感を感じ続けることです。
その体感とは、行動する前の(動く前の)始まった瞬間から感じることです。
分かりやすい言葉で言えば、「見える」「いける」という感覚です。
その意味で「ゼロ秒感覚」と言い換えてもいいでしょう。
「見える」「いける」を感じ続けることがタフィング。
本来の自然なありようが「Be」
それが続くことが「Be+ing」 その意味を込めてタフィングも進行形。
1秒後とか2秒後とかの遅い感覚ではなく始まった瞬間のゼロ秒感覚。
これを感じ続ける状態がタフィングです。
これから何かを話そうと思う前に、
今まさに相手がこちらに話しかけようとする前に、
これから何かの動きをする前に、
今まさに相手がこちらに動こうとする前に、
見えた、いける。
これが自然体。特に相手がいなくても自分一人の行動や動作も同じ。
始まった瞬間に「見えた」「いける」で行動と運動。これが自然で大変すこやか。
自然体へのアプローチは基本的には次の4つです。
1.思考のありようへのアプローチ
2.フィジカルのありようへのアプローチ
3.思考とフィジカルの循環アプローチ
4.ありよう全体への瞬間アプローチ
そして最近、本質的なアプローチが見つかりました。
「5.自然体へのエッセンシャルアプローチ」です。
これをトレーニングに特化したものが「自然体への回帰トレーニング」です。
それは、
影のコミュニケーションとBe指向トレーニング
これをタフィング実現のための最適なトレーニングとして
研究を本格的に開始しています。
タフィング実現のための研究は
認知の心理学にて認知のコミュニケーション研究から入り
未来と感覚の循環にて認知と運動の関係研究へと発展し、
ついにここにたどり着きました。
影のコミュニケーションとは運動と運動ではなく認知と認知のコミュニケーション。
Be指向トレーニングはまさに自然であり続けるトレーニング。
このミックストレーニングが自然体へと急速に導くという成果が出始めています。
このトレーニングを中心としたセミナーはオープンセミナーにて行う予定です。
2021年8月14日影のコミュニケーションセミナー in 東京
トレーニングDVDは「影のコミュニケーションとBe指向トレーニング」として制作中。
影のコミュニケーションとBe指向トレーニング
■タフィングの命名と概念がtafメニュー、tafメソッドの中で生まれた時のお話■
2018.08.01記
たくみの会体感フィジカルを「taf」として
ありよう体感のtafメニュー、tafメソッドと展開していますが、
これを進行形にしました。「taf+ing」です。
英語表記では「taffing」、カタカナで「タフィング」です。
説明すれば、体感を感じ続ける。なんて意味です。
tafメニューが基礎素材、
tafメソッドが基礎素材を活用したトレーナーメソッド。
となるので、タフィングは「基礎体感」ですかね。
tafメニュー、tafメソッドで言っている「体感」は
主に指導を受ける相手のことなのですが、
タフィングは自分の体感です。
tafメソッドライセンス講習会を東京、京都と行ってから
あることに気づき始めたのです。
ショックとも言える気づきです。
そこを指導していないんじゃないの?
えっ、それを指導する必要があるの?
そもそもそれを指導することなんてできるの?
そもそもそれを指導しないと意味ないんじゃないの?
この「そこ」とか「それ」を命名したらもっと
研究が深まるのではないかと思い「タフィング」としました。
長くなりますが聞いてください。
基礎素材tafメニューを例にとれば分かりやすいと思います。
トレーナーとその指導を受ける人がいるとします。
トレーナーは「T」 指導を受ける人は「S」です。
T 「お好きな動きをしてみてください」
S 「何でもいいですか?」
T 「はい、何でも」
S (やってみる)
T 「はい、ありがとうございます。
では、こんな風にしてみてください(tafメニューのひとつ)。」
S (やってみる)
T 「はい、いいですよ。 ではアフターとしてさっきの動きをどうぞ」
S (やってみる)
S 「えっ!? できる! 速い! 動きがスムーズ!
えっ、何で?」
T 「これが本来のあなたですよ。
どうですか。今の体感は?」
というストーリーを前提にします。
これが何も「tafメソッド」でなくても
一般的なトレーナーの助言、アドバイスでも、施術家による施術であっても
ほぼ同じようなストーリーではないかと思います。
また、このような数十秒ではなく、一秒から二秒くらいの瞬間で考えると、
相手がいるスポーツ、武術も同じストーリーではないかと思います。
これをシンプル化すると、
@Sさんのビフォー(現在)の状態
↓
ATさんの助言、アドバイス、施術、何かの仕掛け
↓
BSさんが変容
↓
Cその証しとしてSさんのアフター(その後)の状態
の4ステップとなります。
これを、体感をキーにして深堀したいと思います。
@Sさんのビフォー(現在)の状態
↓
TさんはSさんの何を、どこを、どう見て、
どう体感して何を思ったのか?
↓
Tさんは自分がSさんの状態を体感したことを
受けて何をどうしたいと思ったのか?
↓
ATさんの助言、アドバイス、施術、何かの仕掛け
↓
BSさんが変容
↓
TさんはSさんの何を、どこを、どう見て、
どう体感して何を思ったのか?
↓
Tさんは自分がSさんの状態を体感したことを受けて
自分の助言、アドバイス、施術、何かの仕掛けが
ちゃんと効いたかどうかをどう判断したのか?
↓
Tさんは自分の助言、アドバイス、施術、何かの仕掛けが
ちゃんと効いたかどうかを
体感としてもう分かっているので
Sさんに「さっきの動きをどうぞ」と促す前に
そうなるだろうなという予測があり、
↓
Cその証しとしてSさんのアフター(その後)の状態
↓
Tさんは、Sさんのアフター(その後)を見て
「なるほどね」と感じて
Tさん自身の助言、アドバイス、施術、何かの仕掛けに
関する評価を瞬時に行い、次のステップへと進む。
この@ABCの番号がない部分が「タフィング」です。
これを研究しています。これを披露します。
タフィングセミナーへようこそ。
もうお気づきと思いますが、これは、日常、仕事も含めて
コミュニケーション全般についてのことなのです。
これが「基礎体感 タフィング」です。